各診療科における男女共同参画への取り組み紹介

泌尿器科では、腎尿路疾患、男性生殖器疾患、副腎疾患の全般にわたり診療活動を行っています。中でも、尿失禁や骨盤内臓器脱などを扱う女性泌尿器や、先天性泌尿器疾患の診断・治療を行う小児泌尿器科の分野では女性医師の必要性が高まっており、全国的に女性医師の割合も高くなってきています。

北海道大学でも、毎年のように女性医師が泌尿器科医を志して入局し、北海道大学病院をはじめ関連施設で診療や研究を行っています。また、北海道大学病院を中心とした泌尿器科専門研修プログラムにおいても、多くの女性医師がしっかり研修でき活躍できるように研修内容を作成しています。研修終了後は、泌尿器外科医として第一線で診療・研究を行うことはもちろんですが、オフィス ・ウロロジストとして働くことも可能であり、選択肢は多岐にわたります。また、女性医師が直面する妊娠、出産、育児などについては、積極的にサポートしていますので安心してください。

女性医師に限った事ではありませんが、泌尿器科では楽しく充実した毎日が送れるように努めています。

泌尿器科 科長

篠原 信雄

 

男女共同参画委員会

(日本泌尿器科学会ホームページより :詳細はホームページをご覧ください)

 

医師全体における女性医師の割合は年々増加しており、日本泌尿器科学会員においても女性泌尿器科医の割合は5%を超えて、年々増加傾向にあります。現在では新たに日本泌尿器科学会へ新入会される医師の6人に1人が女性医師となっています。

このような背景を踏まえ、2014年1月に男女共同参画委員会が発足しました。本委員会は、女性医師の抱える問題について検討するとともに、男女ともにキャリア支援を行い、日本泌尿器科学会の発展に期することを目的としています。さらに時代は「多様性の受容 (Diversity & Inclusion)」を求めており、老若男女、勤務形態を問わず、全ての医師が働きやすい環境整備を推進していく必要があります。

男女共同参画委員会では学会員の多くの皆様の声に耳を傾け、より多くの医師が活躍出来る学会を目指し、泌尿器科学を通じて学術の発展と国民の健康増進に貢献したいと考えています。

男女共同参画委員会 委員長 鈴木啓悦(東邦大学医療センター佐倉病院泌尿器科 教授)