清水特任助教が第56回日本呼吸器学会学術講演会に参加しました。
平成28年4月8日から10日まで国立京都国際会館で行われた第56回日本呼吸器学会学術講演会で「特別企画1 呼吸器学・呼吸器科医の展望 私が望む男女共同参画 男性医師の立場から」のテーマで当院内科Ⅰ/医学教育推進センター 教育助教の猪又 崇志先生がご発表されました。男女ともに長く勤務できる職場の構築が必要で、様々な多様性を可能とするためにはマンパワーが基本であること、また負担の大きい夜勤・休日当番などの報酬の見直しの必要性を語られていました。
ワークライフバランスが語られていますが、やはり個人の仕事量を適切にコントロールするためには仕事をシェアできる同僚が確保されて初めて歩み出せるので、男女問わず「辞めない環境」を作り、正のサイクルを生み出すことが必要だと再認識できました。会場からも「ほぼ自分の意見と同じだ。」という男性医師の発言もありました。
今回の男女共同参画のセッションの参加者は男性もかなり多く、発表後の質問/コメントはほぼ男性医師からでした。4,5年前の同様のセッションでは参加者がほぼ女性であり、苦労する女性医師の発言が聞かれていましたが、男女共同参画の概念の浸透、緊急性が実感できる場でした。