12/2平成28年度「大学医学部・医学会女性医師支援担当者連絡会」に参加しました。
平成28年度 日本医師会 女性医師支援センター 大学医学部・医学会女性医師支援担当者連絡会-よりよい男女共同参画を目指して-
全国の名だたる施設と多くの学会の男女共同参画における責任者の先生方が集われるこの会は一年を振り返り、成しえた点、実現に取り組み段階の点、そして自分たちだけでは気づけない点を勉強させていただく貴重な機会です。
今回も和歌山県立医科大学、日本産婦人科学会、日本耳鼻咽喉科学会からの示唆に富むお話を拝聴し、そのような場で北海道大学病院の取り組みとして発表を機会までいただきました。
和歌山県立医科大学では3,4年生に男女共同参画・ワークライフバランスの授業を行い、和歌山県医師会と協働した女性医師メンター制度、支援講座、女性医師の勤務環境の整備に関する病院長、病院開設者、管理者等の講習会が行われております。一方で性別を問わず若手研究者支援が取り組まれ、和歌山県の医療を担うと同時に大学としての開学の華岡青洲先生の精神にはじまる姿勢を貫くお志に関しお話しいただきました。
産婦人科・耳鼻咽喉科から各領域での視点での男女共同参画に関しお話をいただきましたが、産婦人科領域では50歳以上では男性医師数が圧倒的であった男女比が40歳を境に逆転するほどの急速な変化を経験されております。過労死の認定基準を超える労働が必要な現状であり、増加している女性産婦人科医師のライフイベントによる特に30代での離職防止ならびに女性医師のキャリアップを本人・職場の努力で可能とすることが必須の状態と訴えられていました。
当室からは医師へ行ったアンケートからの病児保育の必要性、医学部2年生に行ったワークライフバランスの授業でのアンケートからみた次世代のワークライフバランスとして全職員の勤務体系の再考と今後検討されるべき問題点をご紹介しました。発表後のディスカッションでは世代によるワークライフバランスの考え方の違いに関しご質問いただきました。
北海道医師会、北海道女性医師の会との連携も深め、効果的な働きができればと思っております。