2017度北大病院男女共同参画推進室・医療安全管理部共催講演会報告
昨年度に続き、医療安全管理部に共催いただき、当室の病院講演会を開催いたしました。今回は職場環境をキーワードに医療安全管理部 教授 南須原康行先生、先進急性期医療センター 講師 早川峰司先生、清水薫子が講演を行いました。
南須原先生は病院長命で過剰業務に関する委員会を取りまとめていらっしゃる現状を含め、医療安全をベースとしたお話をいただきました。女性医師の30-40台での労働が男性と比較し一時的に減るがそこを超えるとおおむね同等となる変化などマンパワー確保における興味深い視点もお示しくださいました。
早川先生からは家族9人の救急/集中治療医のワークライフバランスとしてお話をいただき、シフトが明確でワークシェアにより成り立つ救急医療の特徴とともに、家庭人としての価値観をお伝えいただきました。「自分の仕事ではない」という言葉による影響力や家事の考え方は本当に共感いたしました。お子さんとの時間や自分の時間のために少々後回しになったりすることやお金がかかることも許容されるのであれば一つの選択肢として考えてもよいのでは?というお言葉に、肩の荷が下りるように感じられた方もいらっしゃったのではないでしょうか?
全ての職員が働き続けられる環境を維持するために北大病院でも様々な活動や意識改革が必要で、アンケート結果においても職場環境というテーマに関心がある方々の参加を募ることができました。皆様の貴重なご意見を少しでも反映・共有できるよう努力したいと思っておりますので、引き続きご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。