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第16回 医師とともにキャリアを考える会 終了報告

 

テーマ 「AI,ロボット時代を生きる未来予想図―医師働き方革命―」
開催日    : 平成31年2月13日(水) 12~13時
開催場所: 医学部管理棟2階 大会議室

ゲスト : 整形外科 清水 智弘 先生
進行役 : 内科Ⅰ 清水 薫子 先生
参加者 :    核医学診療科 平田 健司 先生     医学部4年 13名 医学部5年 6名 計20名

 

通算第16回となりましたキャリアを考える会が2月13日に開催されました。今回は整形外科の清水智弘先生を講師としてお招きして「AI、ロボット時代を生きる未来予想図-医師働き方革命-」というテーマでお話をいただきました。
先生ご自身がどのように進路選択をされたか、診療科選択・研修病院選択という学生さんのとても気になるところをありのままお話いただきました。その際、耳鼻科の前教授・前病院長の福田先生から言われた「自分が必要とされる場所」を北大整形外科に見出し、整形外科志望という明確な目標をもち、初期研修の期間も有意義に勉強したとお話しされていました。整形外科領域では学生時代に培った体育会系の力も総動員して、全力で研修されたとのことです。なぜ研究をしたか、それは論理的な思考で、クリエイティブな領域にチャレンジしたかったから。一つ一つにご自身の答えを見出し、現在の努力は過去の自分の選択を正当化するため、というなんとも熱く、わくわくするメッセージをいただきました。仕事や生活においては効率の良い時間配分も模索しつつ、お子さんの成長を見守ることの価値を大事にされています。現在は19時には帰宅されて、お子さんとの時間も持ち21時頃には就寝。朝4時頃起床、6時出勤とのことです。ご自宅でできる仕事はご自宅で行い、朝時間を賢く使って仕事・通勤もコンパクトに、そして病院でしかできない仕事に集中する。働き方改革が求められる現在、貴重なヒントをいただきました。
毎年10名を超える新入局員を誇る整形外科、チューターが若手医師の研修に責任を持つなど、教育システムもしっかりしており、人がいるからこそ可能となる多様な進路選択も魅力ですね。

ご講演終了後も先生の周りには進路相談のため学生さんが集まり、熱心にお話を聞かれていました。今回は学生さんのみならず、核医学診療科の平田健司先生も素敵なタイトルにご興味を持たれ、ご参加くださいました。平田先生も朝時間の有効活用に一票を投じられていました。
皆さま、ご参加ありがとうございました。終了時のアンケートでもキャリアを考える機会を4年生頃にもちたいとの回答を得ており、本年度の臨床統合講義内でも男女共同参画推進室 清水薫子がワークライフバランスの講義を担当しますので、ぜひ活かしていただければと思います!

 

第16回アンケート結果

 

(男女共同参画推進室 特任助教 清水 薫子)