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~どんな医師を目指す?~医学部1.2年生 授業報告

2019年7月8日5講目 フラテ大講堂

2019年7月8日に医学部1,2年生 系統講義 医学史・医学概論の中で「-どんな医師を目指す?-」をテーマに授業を担当いたしました。医学部に入って間もなくの時期にがん患者様の経験を聞き、自分がどのような医師になりたいか、またがん診療を行う医師からのメッセージを聞き、医師という職務に関して考えていただきました。
がん教育が社会的にも注目され、札幌市でもがん教育総合支援事業2018年度に中之島中学校で実施され、外部講師による喫煙と健康について、また北海道がんセンターからがん専門医を招きがんについての講演も行われました。さらには道徳の副読本にて中学校2年生でがんに罹患した生徒の作文をとおし、命の尊さを考える授業も行われております。
生涯に2人に1人はがんに罹患するとされる現在、疾患としての知識のみならず、「社会を支えながら疾患とともに生きる方々」にどう接するか、どこまで理解できるかを考える機会は医学教育の中でも重要な一面です。
昨年度に引き続き、ご自身が肺癌患者様でいらっしゃる北海道肺がん患者と家族の会 代表の内山浩美様と内山様の主治医である内科1の品川尚文先生にお越しいただき、肺癌という疾患を通し「(がん)診療で大事なこと」について講演を聞き、個々に考えてもらい、アンケートにご記載いただきました。
患者様からはコミュニケーションと技術修練の重要性と患者様の感じる医師の言葉の重みなどを医学の勉強を本格的にはじめる前に考えてもらい、頭のどこかで記憶し今後も勉強していただければと思っております。
そして、今回は内山様とともにがん教育に携わっていきたいと思われている、横道様と北海道がんセンターの相談支援室でピアサポーターとして働いていらっしゃる松本様、お忙しい中、お越しいただき、お言葉を頂戴しましたことを心より感謝申し上げます。

アンケートでのがん患者様へ聞いてみたいこと、がん診療に携わる医師に聞いてみたいこと、医師として患者さんに対し心がけたいこと、授業の感想をまとめましたのでこちらもご覧ください!

 

授業のがん患者さんに聞いてみたいこと感想