消化器外科学Iでは大学病院に3名、大学院に2名、関連病院に11名の女性医師が在籍しております。女性にとって、「外科は大変、仕事がきついし時間もない」というイメージを持たれている方も多いと思います。
しかし最近の外科のライフスタイルは大きく変化していることを、皆様ご存知でしょうか?外科技術・薬物治療の進歩に伴い、臨時手術や再手術は大幅に減少し、法定時間外労働は10年前・20年前と比較し劇的に減少しております。外科の長年の課題であった、ワークライフバランスの取れたライフスタイルは実は既に実現されつつあります。
また、女性医師の妊娠、出産、育児のサポートは勿論の事、男性医師もまとまった育児休暇を取れるシステム作りを行っております。男女ともに出産・育児休暇をとりやすい環境づくりをするため、出産や育児などで欠員が生じている病院には、大学病院から応援医師を派遣する取り組みを行っております。
キャリア面でも女性は不利ということもなく、外科学会専門医、内視鏡外科技術認定医や学位取得など、医師としてやりがいのある職場づくりを行なっており、それぞれの女性医師の希望に添ったプログラムを展開するよう心がけております。
(当科HP: https://surg1.med.hokudai.ac.jp/)
消化器外科I 科長
武冨 紹信